第二種電気工事を合格まで

通信設備業界の安定感は半端ない!!

※※最初の記事投稿日2020年 9月13日※※
※※最新の記事投稿日2022年 8月30日※※

 

第二種電気工事士を活かせるとして電気工事士が一番に思い浮かぶ職業で、不景気の時でも安定した職に就けるけど給料はそこまで高くない(年収が250万~300万くらいからスタート)という特性があります。

 

関連>>第二種電気工事士を持っていたら年収がどのくらい??

 

 

そんな第二種電気工事士の資格のいいところ(安定した職に就ける)を残しつつ年収も400万~450万円からスタートできて不況にも抜群に強い業界があります。

 

それが通信設備業界です。

 

 

通信設備業界は、通信設備インフラの点検や整備、工事を行う仕事です。

 

会社によりますが、街中の電波状況を分析、基地局のアンテナの周波数調整作業、各家庭内のインターネット開通工事や電話回線開通工事などを行います。

 

特に開通工事などでは第二種電気工事士の知識や資格が役立つ場面があり、第二種電気工事士の資格を生かせる仕事でもあります。

 

ちなみに僕は転職する際に、前職の経験を生かしてフィールドエンジニアになりたいと考えており、大型から小型まで、様々な現場の設備点検を行っている今の会社に入るか、通信設備業界のとある会社に入るか非常に迷いました。
※ありがたいことに、どちらの会社からも内定をいただきました

通信設備系に転職を考えた大きい3つのメリット

転職活動の際に通信設備系の仕事に対してあまりにも大きすぎるメリットを2つ感じました。

 

 

1つ目が、安定しているのに成長性が見込める業界ということです。

 

通信設備は今の世の中には必要不可欠なものであり、いわゆるインフラです。

 

この業界に携わっていれば、どんなに不景気な世の中になろうとも仕事が無くなることは無いと思います。

 

にも関わらず、第5世代通信システム(5G)や楽天モバイルの新規参入など成長性が見込める業界で、今後30年はポジティブな未来を想像できる仕事だと感じました。

 

年収に関しても上昇が期待でき、僕が内定をいただいた通信系の会社では、実務経験と併せて総合通信(旧AI・DD総合種)などの資格も取っていけば数年で500万~650万円まではいけると思いました。

 

安定してて成長性も見込める…。最高ですね!!

 

 

2つ目が、ブルーカラーなのに3Kの度合いが低いことです。

 

ブルーカラーの仕事が敬遠される理由は3K(キツイ、汚い、危険)だからです。

 

でも通信設備の仕事は、多少はキツイし汚いし危険ですけど3つとも水準が低いです。

 

炎天下や寒い中、重量物を運んだりすることは少なく、体力的にそれほどキツくない

 

ホコリ汚れはあるが、油は使わないので、汚れ度合いは低い

 

 

ただ、危険という点では求人によって様々なので、ここはしっかりと求人を見ないといけません。

 

鉄塔に登らないといけない会社もありましたが、こういう仕事は危ないような気がします(あくまで個人の意見です)

 

他には、通信機器の端末は感電の恐れがあるし狭いところに入る等あるけど、高所作業が無ければ安全かなと思っています。

 

 

3つめが、転職しやすいことです。

 

設備の点検や工事という点ではブルーカラーの仕事であり、求人の倍率はそこまで高くありません(受験すれば受かりやすい!!)

 

僕の場合、第二種電気工事士を受験している最中にエントリーして何も資格を持っていない状態で面接させてもらいましたが、それでも受かりました。

 

「やる気があれば未経験でもOK」という会社が多く、個人的にはブラックな香りを感じてしまいますが、安くてきついといまではいかない印象です。

 

おそらく転職してからは覚えることが多く勉強が必要です。

 

実務経験や資格の勉強は他の仕事に就くよりも大変なのかなというのは感じました。

結局転職を躊躇した2つのデメリット

通信系の業界にはメリットもたくさんありますが、結局僕は就職しませんでした。

 

僕がデメリットと感じた理由は2つあります。

 

 

1つ目が、高給を得るには数をこなさないといけないことです。

 

正社員採用でも請負採用でも、1件あたりに単価があり、昇給すると1件当たりの単価も増えるという会社が多いです。
※単価は資格の有無でも変わってきます。

 

僕の受けた会社は、資格を取って、仕事量を多くこなせば転職2年後には年収800万超えも見えてくるけど、それくらい稼ぐには週休1日とかで働かないと難しいと面接で言われました。
※あくまで受けた会社の情報なので参考までに

 

ちなみに、年収に関しては900万くらいが上限なのかなと感じました。(これはいい意味でですが)

 

土日休みの週休5日で残業も月10時間程度での年収800万円なら個人的にめちゃくちゃ価値がありますが、僕の場合は忙しさゆえの高収入に魅力は感じません。

 

年収400万でノー残業なら価値があるので、年収400万円からスタートできる通信業界の仕事は、転職したペーペーの時の条件なら僕のとって非常に価値がありますが、仕事が出来るになるにつれて自分の時間がなくなるのなら、あまり働くメリットは無いのかなと僕は思いました。

 

しかし、「仕事量はある程度は選べますか??」という問いには、「年収500万円~800万円くらいの間の仕事量なら選べるように調整するつもりです」と面接では言っていただけました。

 

年収500万くらいなら、将来的に週休2日でこなせるのかなと思いました。

 

しかし、この仕事は安定性もあり成長性があるので、たくさん仕事をこなしてくれる人材の方が会社にとってはありがたいのだなとは感じました。

 

結局、将来的には仕事を断れずにたくさん働いているイメージが強く持ってしまいました。

 

 

2つ目が土日祝も働くことが普通な業界ということです。

 

フィールドエンジニアとして働くなら、通信業界に限らず土日の出勤はある程度は覚悟しておかないといけません。

 

 

僕は現在設備のフィールドエンジニアをしていますが、お客さんの都合(契約)で毎月一回、日曜日に仕事があります。

 

僕の場合、フィールドエンジニアで働くのなら土日出社が1ヶ月のうち2回くらいならしょうがないと思って転職活動をしていましたので、「月に2~3回程度は土日に出勤することがある」と面接で言われた際も転職することは抵抗ありませんでした。

 

それくらいの頻度なら、例えばお客さんの点検希望日が僕の都合が悪い日(例えば子供の運動会など)に当たったとしても、他の人に頼めれるし、逆に他の同僚と変わってあげることもできると思いました。

 

しかし、通信系のフィールドエンジニアとなると月に1~2回、土日休みがあるか無いかというくらい土日出勤は当たり前にあるそうです。

 

通信業界の求人をざっと見た感じですが、通信系のフィールドサービスだと家庭内のインターネット開通工事や電話回線開通工事をメインとする会社が多いです。

 

お客さんの中には休日しか家にいないといった人も多いから、必然的に土日出社が多くなるということが原因です。

 

 

僕には2人の子供がいて、2020年時点では上の子は幼稚園年中、下の子も来年から幼稚園に通う事になります。

 

そうなると、週末くらいしか家族4人の時間を合わせることが難しくなるので、できれば土日休みが僕の希望でした。

 

通信業界の仕事内容として土日出社が多いことはしょうがないことであり、今後も土日出社が減っていくイメージが湧きませんでした。

通信業界で働きたいなら工事担任者があると尚よい

メリット、デメリット、色々とありますが、僕は通信業界も転職する際の一つの選択肢でした。

 

また、求人に書いてある事を読んでいると、「あんな感じの機材でこんなことをするのかな」と読んでて面白かったです。

 

僕は今の会社が好きですが、子供の手が離れたら通信業界に転職しているかもしれません(笑)

 

 

そんな魅力がある通信業界で働きたいなら、とっておきたい資格が工事担任者です。

 

工事担任者はアナログ種とデジタル種でそれぞれ難易度別に2種類と、総合通信(旧アナログ・デジタル総合種)の計5種類あります。

 

 

僕の場合、転職して通信業界で働くとなると働くモチベーションはやはり年収になりますが、高年収を得るには、総合通信(旧アナログ・デジタル総合種)を取ることが必須となります。

 

受験資格は無いので取れれば最高ですが、初心者には少し難しいと感じる資格だと思います。

 

個人的には、まずは簡単な第二種アナログ通信(旧AI3種)や)第二種デジタル通信(旧DD第3種)の資格からチャレンジするのがオススメです。

 

個人的には、はアナログ回線は廃れてきておりデジタル回線が主流となっているので、デジタルの3種(DD3種)を取ることをオススメします。

 

デジタルの3種(DD3種)でもやる気があるというアピールにはなり、将来的には総合通信(旧アナログ・デジタル総合種)を取りたいと言えば面接での心象もよくなりますよ。

 

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