第二種電気工事を合格まで

第二種電気工事士の筆記試験対策方法

<最初の更新:2018年12月30日>
<最後の更新:2021年9月23日>


第二種電気工事士の筆記試験は、100点満点で60点、50問あるうち30問正解できれば合格です。


問題数 50
配点 一問二点
満点 100
合格点 60
解答方法 マークシート 四肢択一


違う言い方をすると、20問は不正解でいいんです。

とはいうものの、さすがに60点(30問)を目指して勉強するとギリギリ落ちてしまうこともあるため、70点(35問正解)を目指して勉強するのがオススメです。

試験の配点はどんな感じなのか??

初めて受ける人はイメージが沸きづらいかもしれませんが、個人的にしっくりとくるのはこんな感じの配点です。

 

 

※目安※
計算問題      10問
暗記(覚えるだけ)  35問
暗記した知識を活用(複線図等)  5問

 

 

計算問題と書くと身構えるかもしれませんが、公式を知っていれば一発で解ける程度の問題も5問くらいはあります。

 

がちがちの文系人間の人や、中学数学すら難しいと感じる人でも、10問すべてを捨てるのはかなりもったいないです。

 

 

計算問題が嫌いでも、1問も確保しないと暗記と複線図で40問中30問(正答率:75%)とらないといけません。

 

適当にやっても1/4の確率で当たるとはいえ、75%は結構キツいです。

 

 

また、暗記が意外と多くて大変です。
毎年1~2問は重箱をつついたような難しい問題があるので、暗記だけだ30問取る計画は、結構しんどいです。

 

まずは過去問を解いてみる

出題傾向は例年ほとんど変わりませんし、全く同じ問題が出題されることもありませんので、対策としてまずは過去問を1回、最初に解いてみてください。

 

理由は2つあります。

 

 

1、問題の出る順番やレベルは例年変わらない

 

僕は基本的に、日常生活の合間時間を利用して勉強しました。

 

その際に、まずテキストをすべて読んでみてから過去問を解いてみました。

 

僕が読んで勉強していたテキストは本番の出題順ではなく、合格点を効率よく取れるように構成されており過去問を初めて解いたときは驚きました。

 

また、出題レベルを有る程度知っておかないと、テキストの隅から隅まで勉強したくなってしまいます。

 

「ここの項目は、概要さえ理解できればいいや」「ここは2ページしかないけどしっかり大切だわ」などの工夫は過去問を解いてみないとわからないので先に解いてみましょう。

 

 

2、計算問題のレベルは把握する

 

1と少しかぶる内容ですが、特に計算問題でどの程度点数を取るかが第二種電気工事士の筆記対策の中の肝となってきます。

 

計算問題と言っても、公式に当てはめるだけで解ける問題が5問ありました。

 

計算が嫌いだからといって毛嫌いするのはもったいないです。

 

 

そこで、自分なりにどこの分野で35問取るかを決めて勉強すると効率がいいです。

 

 

ちなみに僕の場合は、以下の配点が取れるように計画しました。

 

計算で7~9問
暗記で26~30問
複線図関係で2~3問

 

これで計35点

 

実際は、計算:8問、暗記:27問、複線図関係:5問で40問正解でした。

 

 

筆記に関しては余裕を持って合格できました(^-^)

まずは計算問題の配点を決めよう

僕は一応理系の大学を出てて、計算問題に出てくる単位や用語とかに違和感がなかったです。

 

オームとか電圧降下とかインピーダンスとか…

 

といっても卒業したのはもう10年くらい前で、全く覚えてませんでしたけど(笑)

 

それでも、完全文系人間の人よりはアドバンテージがあったと思います。

 

 

文系人間の人が独学でやると、計算問題がキツいと感じるかもしれません。

 

しかし、公式に数値を入れ込むだけでできる計算問題が5問はありますし、計算問題で引っ掛けるパターンも実は毎年のように同じです。

 

 

ということで、過去問を解いてこれなら取れると思う問題を、取る点数として計算してみましょう。

 

まぁ1問くらい計算ミスをするとしても、個人的にはやはり4割程度は確保する方がいいかと思います。

筆記はガチの独学でも不安なく勉強でき、合格できた

僕は、実技試験に関しては通信教育や講習、学校に先生がいれば先生を大いに利用した方がいいと思っています。

 

ですが、筆記試験に関してはテキスト1冊と過去問1冊買えば十分だと思います。

 

 

まずは過去問を一年分やってからテキストを読みこんでみましょう。

 

そこで主題される順番やレベルを把握してみましょう。

 

次に、テキストを読み込みましょう。

 

僕は3ヶ月間、通勤時間を利用してテキストの読み込みを行い、隔週で、土日のどちらか1回を机に向かって2~3時間ほど勉強していました。
※なので、机に向かって勉強していたのは2週間で2~3時間だけでした。

 

 

しかも通勤時間に関しては、仕事は残業も多いし早出出勤も多く、体力的にきつくて電車の中で寝ていることも多かったです。

 

2回に1回寝ていたと思います(笑)

 

でも、合格点を取るには十分な時間でした。

 

 

第二種電気工事士の筆記試験は、基本的には暗記をすれば受かります。

 

自分に合ったテキストを、空いた時間に読めば合格は近いですよ!!

 

とにかく覚えましょう!!

 

ちなみに、僕が使ったのは以下のテキストです。

 

 

このテキストは、前から勉強していけば(読んでいけば)だれもが点数が取りやすい順番に作成されています。

 

なので、計算問題は後半の部分で出てきます。

 

上のテキストを使うのなら、まずは計算問題の章をさらっと読んで、前から勉強するか計算問題から勉強するか決めることがオススメです。

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